スタッフインタビューStaff
Interview

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又吉 結

  • 2020年入社
  • 米軍工事部
  • コーディネーター(工事現場通訳)

互いの想いを紡ぎ合わせる「まるで推理小説」のような現場

現在、又吉さんはどんなお仕事に携わっていますか?

米軍政府や設計担当者とのやり取りに対して、基地内の建築現場の通訳や工事に必要な書類の翻訳などを行うのが私たちコーディネーターの仕事です。現場の調査や検査、ミーティング日程の調整など工事に関わるあらゆる場面に私たちが窓口となって対応します。

その人が何を言いたいのか、何を伝えるべきなのか、相手はどのような返事が欲しいのかを先回りして予測しながら、自分の中に落とし込んでからコミュニケートすることを心がけています。ちょっと推理小説を読んでいるような感覚で楽しいです。

体力勝負の仕事だけど、アクティブでかっこいい女性が活躍中!

現場での仕事が多いと思いますが女性にとって働きやすい環境ですか?

コーディネーターは、本社で英語の翻訳だけを行う事務仕事だとイメージしているとギャップを感じるかもしれません。正直に言えば、夏は日焼け、雨の日ではカッパや長靴で足元の悪い場所を歩き回り、用を足す時は簡易トイレなど、キレイな現場だけではありません。

そういった環境にも負けないぐらいアクティブでかっこいい女性が活躍しています。また、この仕事は交渉や折衝が多いので、女性が間に入ることでコミュニケーションが柔らかくなるのでスムーズに要件が伝わりやすくなります。管理職も含めて女性がバリバリと働いているので私も楽しく働けています。

英語力とコミュニケーション力を武器に現場を飛び回る敏腕コーディネーター

どんなときに仕事の楽しさややりがいを感じますか?

私の強みは英語力とコミュニケーションなので、それを活かせる仕事にやりがいを感じています。現場では建物やプロジェクトを、現場のプロたちをサポートしながら一緒に完成まで仕上げていく工程を見るのはとても勉強にもなって楽しいです。

プロジェクトを進めていく中では問題も発生しますが、私はそれを成長課題だと捉えられる性格なのでポジティブに楽しみながら解決していきます。これもやりがいのひとつです。大きなプロジェクトを終わらせた後はビールが美味しいですよ!

コーディネーターの仕事で身につけたスキルはありますか?

自分たちが欲しい答えをクライアント側から引き出せる交渉力が身につきました。現場で使う英語の中には専門用語もありますし、互いの言い回しによる微妙なニュアンスも含まれてくるので直訳では伝わりません。

フロントに立って自分が専門家になりきって話さなければならないため、専門家と同レベルで話すために用語や知識も頭に入れて交渉をします。頭の中でピクチャーが出来ていないと間違って伝わってしまいますからね。それに伴って必然的に英語力も向上しました。

コーディネーターが悩む次のキャリアとは?

コーディネーターからのキャリアパスにはどんなものがありますか?

AEC内でコーディネーターの仕事が出来るようになってくると、組織としては現場監督を目指すことが次のキャリアだと今までは考えられていました。もちろん、自分で通訳、翻訳ができる現場代理人としてその後も活躍している人はたくさんいます。

ただ、コーディネーターを目指して入社してきた人たちは、英語力を活かして伸ばしたいというマインドの人が大半なので、次のステップは現場監督だから施工管理や建築士の資格を取らなければならない、でも英語力を伸ばしたいというギャップに行き詰まって辞めてしまうコーディネーターも中にはいました。

このようなギャップに行き詰まらないように、今ではコーディネーターからのキャリアパスは多様化しています。これまでに得た現場経験を活かして、品質管理や書類作成、交渉係など他の部署に異動してさらに英語力を伸ばす人や管理職を目指す人、もちろん現場監督を目指す人など多様な方向性に進むこともできるので、長く働き続けるための環境になっています。

国際的な環境と風通しの良い風土が魅力

AECで働くことの魅力を教えてください。

国籍、性別、学歴、年齢に関係無く実力次第で管理職になれるのは現代的でAECの魅力ですね。組織再編や評価制度が導入されるなど会社の成長スピードも早いです。若い世代も頑張りを評価されて活躍しているので、社員のモチベーションは高くて雰囲気は良いです。

入社したての頃に上司にプレゼンさせてもらい、教育の体制づくりをいろいろと任されるようになりました。こうした風通しの良さやチャレンジのしやすい環境なのも魅力です。

英語力が磨かれるAECのハードルは思ったほど高くない!

入社を考えている人へメッセージをお願いします。

AECはハードルが高い会社というイメージを持っている人は多いですが、コーディネーターを目指してくる人は建築現場での経験が無い人がほとんどです。入社後に技術や専門知識を吸収しながら、英語力を伸ばしていく人も多いので心配ありません。

受け身ではなく、自ら率先して意欲的に学んでくれる人、失敗を恐れずに楽しめるような人と燃えるような仕事をして、チームワークの良い楽しいチームを新しいメンバーとできたらいいですね。女性も多く活躍しているので若い女性も大歓迎です。自分の強みを知ってうまくアピールできればいい結果が出ると思います。

ある1日のスケジュール

AM8:00

出社/メールチェック/ミーティングの準備

AM8:30

アメリカのメーカーとオンラインミーティング(通訳)

AM9:30

MTG議事録の作成、社内チェックを経て参加者に共有

AM10:00

新規プロジェクトの書類作成(翻訳)


仕様書と翻訳内容があっているか確認

PM12:00

ランチタイム

PM13:00

メールチェック

PM14:00

米軍担当者とのプレコンストラクション準備

PM16:00

各現場の日報を翻訳・提出

PM17:00

新人の作成したメールや資料のチェック(新人教育・フォロー)

PM18:00

退社